感謝の気持ち

人(ひと)の別れ(わかれ)というものは、人(ひと)それぞれです。お互いに(おたがいに)納得(なっとく)して、別れ(わかれ)たのであれば、まだいいでしょう。ですが、突然(とつぜん)相手(あいて)から、突き放さ(つきはなさ)れたり、言い渡さ(いいわたさ)れたりするような別れ方(わかれざま)をした時(とき)は、「どうして?」「もしかして、ひどいことをしたのではないか?」と、自分(じぶん)を責め(せめ)てしまいます。つらいかもしれませんが、1度(ど)はその状態(じょうたい)と、しっかり直面(ちょくめん)する勇気(ゆうき)を持つ(もつ)ことが、大切(たいせつ)です。そして、人(ひと)には、生存(せいぞん)したいという本能的(ほんのうてき)欲求(よっきゅう)があります。恋(こい)も同じ(おなじ)です。落ち込ん(おちこん)でいるうちに、このままではいけない、立ち直ら(たちなおら)なければ、と言う(という)気持ち(きもち)になります。そのときが、本当(ほんとう)に立ち直る(たちなおる)チャンスです。生き(いき)たいと思う(とおもう)欲求(よっきゅう)と同じように(おなじように)、傷つい(きずつい)た心(こころ)と体(からだ)を癒す(いやす)作業(さぎょう)が、あなた自身(じしん)の中(なか)で始まり(はじまり)ます。そして、それは、ひたすら失っ(うしなっ)た恋(こい)を思い出し(おもいだし)、様々(さまざま)な感情(かんじょう)が溢れ出し(あふれだし)ます。嬉しかっ(うれしかっ)たことや、悲しかっ(かなしかっ)たこと、大好き(だいすき)だったこと、そして、言い忘れ(いいわすれ)たことなどです。ですが、もしかしたら、相手(あいて)に対(たい)しての怒り(いかり)もこみあげてくるかもしれません。その過程(かてい)で、涙(なみだ)することもあるでしょう。かまいません、思いきり(おもいきり)、声(こえ)をあげて泣き(なき)ましょう。そうして、心の中(こころのなか)の物(もの)をすべて吐き出し(はきだし)た後(あと)にくるこの気持(きもち)はなんでしょう。それは、あなたが分かれ(わかれ)た相手(あいて)に対(たい)する感謝(かんしゃ)の気持ち(きもち)です。楽しかっ(たのしかっ)た日々(ひび)をありがとう、一緒(いっしょ)にいてくれてありがとう、わがままを受け止め(うけとめ)てくれてありがとう、などあなたの心(こころ)は感謝(かんしゃ)の心(こころ)で満たさ(みたさ)れるでしょう。そして、流し(ながし)た涙(なみだ)も、今(いま)では、感謝(かんしゃ)と出会え(であえ)た喜び(よろこび)の涙(なみだ)に変わり(かわり)ます。この気づき(きづき)こそが、「別れ(わかれ)」からの、贈り物(おくりもの)なのです。

失恋 立ち直り

人の別れというものは、人それぞれです。

失恋 立ち直り